『最果てのパラディン』(Advent Calendar12/3記事)
こんにちは。
最近は大学で友人たちに勉強を教える代わりにごはんを奢ってもらうムーブを繰り返しているんですが、そんな生活をしてると助け合いの大事さが身にしみます。高校生の頃は勉強を教えていた同級生のことを完全に見下していたことを思えば、一方的な「施し」がどれほど不安定なものかもよくわかりますね。
人と人の関係について気にすることもこの歳になってようやく増えてきましたが、それにはある物語を読んだことが大きく影響している気がします。せっかくなので、今日はその作品について書きましょうかね。
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12月3日、今日の作品はこちら。
かつて滅びた死者の街。そこで不死者たちに育てられた少年ウィルはいくつかの疑問を抱えていた。親代わりである不死者たちの来歴、この世界のありよう、そして生者である自分が最果ての街にいる不可解さ。それらの謎が紐解かれるとき、少年は一つの誓いを立てて──
上はぼくが適当に書いたあらすじです。
こういう感じで始まる壮大な冒険譚ですが、この作品の根幹をなすところに「よく生きる」というテーマがあるのが一番の特徴ですね。ただ旅をして敵を倒すだけではなく、この世界に暮らす人々との関わりや主人公・ウィルの葛藤や決意が細やかに描写されています。
「よく生きる」とはどういうことか。それを考えながら読み進めると、自分の周りの世界が色を変えたようにすら思えます。そして主人公ウィルは、邪悪を打ち払う剣に、そして嘆くものを救う手になることができるのか。
最後までドキドキワクワクが止まらない冒険活劇ですので、ページを進める手が止まらなくなること請け合いです。たうハウスにも置いてあるので、気になる人は読みにきてね。